更新日:2019,07,14,Sunday 更新者:ezawa
787Bでマツダはルマン24時間レースで優勝をした後・・・その後どうしたんですか?
色々な雑誌・ネットでの情報をまとめれば・・・、787Bはあちこちが壊れていて・・。
787Bはリア周りの剛性が不足していたのですが、ローターハウジングをボルトでつないでいるだけのロータリーエンジンでは通常のレーシングカーと異なり、モノコックとエンジンを剛体につなげることができず、サスペンションをエンジンブロックが支持できません。エンジン本体をシャーシーの一部として使えないのです。
それを、サスペンション支持部を共締めにすることでスペースを有効活用しながら剛性を上げることに成功したのですが、レース後分解してみたら穴が長穴になっていて折れそうだったり・・。
レース後はとても全開では走らせられなかった787Bですが、優勝から20年を機にルマン主催者側から787Bをルマン本戦の前にデモランで走らせるオファーが来た。
ここからがマツダのすごいところで・・・。
787Bをフルレストアと言えるほどの重整備を敢行。ラバー部品、油脂類、経年変化のある部品は全て新品に交換。
サスペンション、ダンパーオーバーホール、ギアボックス一部シンクロ交換、R26Bロータリーエンジン載せ替えなど・・・。もう一度本気で走らせられる車に仕立て直した。
許された周回はたった1周なのに・・・。
ドライバーは優勝時のドライバーの最終ドライバーだったジョニー・ハーバート。
彼は、暑さと疲労の極限状態でゴールとともに気を失ってしまい、20年前は表彰台に登ったのは、ガショーとヴァイトラーの二人だけの表彰台だった。
ルマンでのデモランは1周予定が結局3周行い、その後ジョニー・ハーバートは20年前に乗るはずだった表彰台へ案内された・・・・。
このことが特集されたCG2011/8(カーグラフィック)を書店で見かけた私、速攻で購入しました。
こんな粋な計らいができるルマンは素晴らしいと思いました。
20年ぶりの787Bとジョニー・ハーバートのドライブ
https://www.youtube.com/watch?v=HXvjzk3qaP8
さて現在、マツダは市販車ではロータリーエンジンはすでに生産をやめています。
しかしマツダはまだあきらめていません。
水素を燃料として燃焼する事をロータリーエンジンで実現する研究をしています。
水素ロータリーエンジンは燃焼しても有毒となる排ガスは出さない究極のエンジンです。
そのままの構造で水素を燃焼できるという事が大きなメリットです。
燃料電池車の水素エンジンは基本的に燃焼ではなく、水素と酸素の化学反応で電気を発生させ、モーターを回すのですが、これを直接にモーターの電源とする設計も考えられているようですが、おそらく補助電源が必要で、電池を搭載することになると思われます。
それに比べて水素をガソリンの代わりに燃焼できるロータリーエンジンは構造を変えることなく、環境負荷がかからない夢のエンジンと言え、マツダはまだ挑戦し続けているのです。
ところで、機械は売れたんですか?
設計、提案、デモと行ったのですが、
「まだ、現場で改善できることがある・・・」という理由で却下です。マツダイムズを感じた瞬間です。
挑戦し続けることと、マツダイムズを直に見ることができたとても貴重な時間でしたので買ってもらえませんでしたが大満足です。
実は私、NB8CRS なんです・・・。
ところで、787Bの音、聞いたことありまか?
もう感動です。これ聞くだけでもありがたい・・・。
お経みたいなもんですか?
・・・まぁとにかくありがたいんで・・。
ルマンでも何キロも前からロータリーミュージックだけ明らかに他車と違う音色が届くのです。
まるで管楽器です。
787Bの音その1
https://www.youtube.com/watch?v=EUatzZlW9xQ&t=294s
787Bそっくりの音
https://www.youtube.com/watch?v=a7USRl9lt5M
45秒から1分 2分20秒から2分30秒 2分43秒から3分50秒
こっ・・・これは・・・。管楽器と言えなくもないが・・・。
それにしても最近のルマンは・・・全く興味なくなってしまった・・・。
色々な雑誌・ネットでの情報をまとめれば・・・、787Bはあちこちが壊れていて・・。
787Bはリア周りの剛性が不足していたのですが、ローターハウジングをボルトでつないでいるだけのロータリーエンジンでは通常のレーシングカーと異なり、モノコックとエンジンを剛体につなげることができず、サスペンションをエンジンブロックが支持できません。エンジン本体をシャーシーの一部として使えないのです。
それを、サスペンション支持部を共締めにすることでスペースを有効活用しながら剛性を上げることに成功したのですが、レース後分解してみたら穴が長穴になっていて折れそうだったり・・。
レース後はとても全開では走らせられなかった787Bですが、優勝から20年を機にルマン主催者側から787Bをルマン本戦の前にデモランで走らせるオファーが来た。
ここからがマツダのすごいところで・・・。
787Bをフルレストアと言えるほどの重整備を敢行。ラバー部品、油脂類、経年変化のある部品は全て新品に交換。
サスペンション、ダンパーオーバーホール、ギアボックス一部シンクロ交換、R26Bロータリーエンジン載せ替えなど・・・。もう一度本気で走らせられる車に仕立て直した。
許された周回はたった1周なのに・・・。
ドライバーは優勝時のドライバーの最終ドライバーだったジョニー・ハーバート。
彼は、暑さと疲労の極限状態でゴールとともに気を失ってしまい、20年前は表彰台に登ったのは、ガショーとヴァイトラーの二人だけの表彰台だった。
ルマンでのデモランは1周予定が結局3周行い、その後ジョニー・ハーバートは20年前に乗るはずだった表彰台へ案内された・・・・。
このことが特集されたCG2011/8(カーグラフィック)を書店で見かけた私、速攻で購入しました。
こんな粋な計らいができるルマンは素晴らしいと思いました。
20年ぶりの787Bとジョニー・ハーバートのドライブ
https://www.youtube.com/watch?v=HXvjzk3qaP8
さて現在、マツダは市販車ではロータリーエンジンはすでに生産をやめています。
しかしマツダはまだあきらめていません。
水素を燃料として燃焼する事をロータリーエンジンで実現する研究をしています。
水素ロータリーエンジンは燃焼しても有毒となる排ガスは出さない究極のエンジンです。
そのままの構造で水素を燃焼できるという事が大きなメリットです。
燃料電池車の水素エンジンは基本的に燃焼ではなく、水素と酸素の化学反応で電気を発生させ、モーターを回すのですが、これを直接にモーターの電源とする設計も考えられているようですが、おそらく補助電源が必要で、電池を搭載することになると思われます。
それに比べて水素をガソリンの代わりに燃焼できるロータリーエンジンは構造を変えることなく、環境負荷がかからない夢のエンジンと言え、マツダはまだ挑戦し続けているのです。
ところで、機械は売れたんですか?
設計、提案、デモと行ったのですが、
「まだ、現場で改善できることがある・・・」という理由で却下です。マツダイムズを感じた瞬間です。
挑戦し続けることと、マツダイムズを直に見ることができたとても貴重な時間でしたので買ってもらえませんでしたが大満足です。
実は私、NB8CRS なんです・・・。
ところで、787Bの音、聞いたことありまか?
もう感動です。これ聞くだけでもありがたい・・・。
お経みたいなもんですか?
・・・まぁとにかくありがたいんで・・。
ルマンでも何キロも前からロータリーミュージックだけ明らかに他車と違う音色が届くのです。
まるで管楽器です。
787Bの音その1
https://www.youtube.com/watch?v=EUatzZlW9xQ&t=294s
787Bそっくりの音
https://www.youtube.com/watch?v=a7USRl9lt5M
45秒から1分 2分20秒から2分30秒 2分43秒から3分50秒
こっ・・・これは・・・。管楽器と言えなくもないが・・・。
それにしても最近のルマンは・・・全く興味なくなってしまった・・・。
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| ブログ::つぶやき | 12:53 AM |
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